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2015/08/10
たぬきのバーチャル工場見学 乾麺編3
~ 前回のあらすじ ~ 花山うどんの足次工場にやって来たたぬきは
「うどんの生地をゆっくり休ませて熟成(じゅくせい)させるとおいしくなること」
「皆が安心して食べられるように、安全の点検、記録、工夫をたくさんしていること」を教えてもらいました。
* * * * * * * * * * * * * * * *
たぬき:あっ、このうどん、すごく太い。ちゃんと細く切らないとだめですよー!
藤沢さん:さぼってないよー。これは「鬼ひも川」と言って、とっても幅の広いうどんです。
たぬき:こんなに幅の広いうどんがあるんですね!!
藤沢さん:麺は厚み・太さで呼び方が変わります。
いちばん細いのが「そうめん」で直径1.3ミリ未満、次に細いのが「ひやむぎ」で直径1.3ミリ以上~1.7ミリ未満、直径1.7ミリ以上が「うどん」。幅が4.5ミリ以上で厚さが2.0ミリ未満の平たい麺が「ひらめん」。
「ひらめん」は「ひも川(ひもかわ)」や「きしめん」とも呼ばれます。花山うどんでは6ミリ(ゆで上がり約1センチ)を「ひも川」、1.5センチ(ゆで上がり約2センチ)を「きしめん」、3センチ(ゆで上がり約5センチ)を「鬼ひも川」と呼んでいます。
たぬき:ミリ単位の違いでも食感は変わりますか?
藤沢さん:1ミリ違うと全然違いますよ。うどんの職人なら0.1ミリでもわかります。
うどん天下一決定戦の時には、鬼ひも川を0.1ミリ単位で調整して、いちばんおいしい幅と厚みを研究しました。
うどんの原材料は【小麦粉】【塩】【水】だけですから、どれだけ一生懸命作ったかが味の違いなります。だから小麦粉の種類・配合、水の量、熟成時間、麺の厚さ・太さ、乾燥させる時間・温度・湿度をしっかり調節して、いつもおいしいものを作れるようにしています。
たぬき:たくさん調整があって大変ですね。
藤沢さん:大変ですけれど、おいしいうどんを食べてもらうためですから、がんばりますよ。
小麦を育てる農家さんも、小麦を粉にする製粉会社さんも、どんどんおいしくする努力をしていますから、【いつも通りのおいしいうどん】だけでなく【これまで以上においしい新しいうどん】を作っていきます。
たぬき:違いのわかる男、製造主任の藤沢さんでしたー。
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