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伝統の【うどん】【鬼ひも川】を群馬県館林市から全国にお届けいたします。

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2015/10/14

「第五回 麺-1グランプリin館林」、五代目御礼


先日の麺1グランプリではお客様に評価して頂き念願のグランプリを獲得することができました。誠にありがとうございます。

 

今回ご提供した【120年に一度の生パスタ】は、当初、2013年の第三回麺1グランプリでご提供する予定のメニューでした。

麺1グランプリにパスタでエントリーした後、うどんの全国大会「うどん日本一決定戦U-1グランプリ」にて優勝したことから、実行委員会より「招待ブースで鬼ひも川を」と依頼を頂きまして、パスタから鬼ひも川に変更して参加させて頂きました。

翌年の2014年にも全国大会で二連覇を果たし、第4回麺1グランプリも招待で鬼ひも川をご提供となりました。

今年の全国大会では三連覇を果たし、今回も「招待ブースで」とお話を頂きました。大変ありがたく、また、地元の皆様に味わって頂きたいとの気持ちもありましたが、2年前からの「パスタで勝負したい」という熱が冷めず「今回はパスタでお願いします」とお断りさせて頂きました。主催者の皆様、橋田の我儘を快諾して下さり有難うございました!

 

「なぜパスタなのですか?」とよく聞かれます。

 

きっかけは本当に他愛もないことで、出張先で何気なく入った何の変哲もない普通の・・・正直に言いますと、空いているという理由で全く期待せずに入った洋食店で食べたミートソースパスタが非常に美味しかったことです。皆様でしたら「美味しかったな」「ラッキーだったな」とお思いになるかと思いますが、私は結構に衝撃を受けました。

「こんな普通っぽい店で、こんなに美味しいパスタを出すんだ。」

とても元気づけられ、このパスタに負けないパスタを作ってみたいと職人魂に火がついてしまいました。

 

小麦の特性を熟知している小麦のプロとして、一般的な価値観にとらわれないパスタを作りたい。

まずはパスタの基礎を改めて学びました。ご教示くださった日清製粉のご担当者様、Bistro Cafe SUGIEの杉江様、ありがとうございます。

 

そして教わったパスタの基礎を・・・あえて破って、うどんの製法で作る!!

 

パスタ専用のデュラム粉をうどんの製麺方法を用いて打つ!

 

うどんもパスタとも違った【もちもち食感】を引き出す!!

 

実際に使用した粉は日清製粉様の『ファリーナ・ダ・サローネ』に群馬県のsoul小麦『つるぴかり』をブレンドし粘りのある生パスタに仕上げました。

我ながらとてもおいしいパスタを作れたと思いましたが、披露する機会がないまま2年経ちました。

 

2年間冷めなかった「美味しいから食べてみてほしい」という思いを後押ししたのが、全国大会での三連覇です。

一丸となって三年連続の日本一を達成した【チーム花山】が「パスタを作れ」という難題を与えられたら、どんな働きをするのだろうか?

 

皆、想像以上の働きをしてくれました。

具体的なことはスタッフが裏話としてまとめているのでそちらもご覧ください。(http://www.hanayamaudon.co.jp/blog/1312/

 

味付けの【和のミートソース】は、イタリアンのシェフが考える旨みの引き出し方では無く、和の職人ならではの【出汁】で旨みを加えました。昆布だしを加え味に深みを持たせ、トッピングにはチーズとのり、大葉も加えました。のりと大葉はうどん職人の18番です。何に合うか一番分かっています。

大葉の風味が効きすぎるとせっかくのソースが台無しになるので出来るだけ細く細く切り、味を繊細にする事で全体に違和感が無く混じる様にしました。

 

ミートソースは、ゆで上がった麺の上にソースをかけて食べる事が一般的で簡単ですが、麺とソースを一杯一杯フライパンで絡めて提供することで、本格的なおいしさを味わっていただけます。

お客様の元に提供されるタイミングで麺が一番丁度よい硬さになる様に、ゆで上げも計算し、麺のゆで加減を調整しました。不慣れな麺でしたがコントロールする事は完全にできました。

 

自己満足で終わるのでは無く、お客様に高く評価頂いた事は今後のチャレンジへの勇気となりました。

 

【チーム花山】の皆、ご苦労様です!これからもどんどん難題を出します!頑張りましょう!

 

最後に改めて、花山うどん【120年に一度の生パスタ】を評価して頂いた皆様、応援して頂いた皆様に、御礼申し上げます。

本当にありがとう御座いました!

 

株式会社 花山うどん  五代目 橋田高明

 

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