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2016/10/03
「第6回 麺-1グランプリ」御礼
昨日の麺1グランプリでは【120年に一度の和の塩そば】第一位の評価を頂き誠に有り難うございました。
スタッフ達の頑張りはまず経営者である私が評価しなくてはならないと思いました。
今回ラーメンでの出場を決めたのは「パスタに続いて新しい事をやりたかった」と公にしてきましたが、実はパスタの次は何をやるかと社内で話した際に反対意見ばかり出たのがラーメンだったからです。無理だと言われると成し遂げたくなるのが私の性分です。
ラーメンが決定したらまずは戦略の決定です。客層と自社の得意分野の戦略は企業の基本です。麺1会場には世代性別バランス良くご来場頂いている所ラーメン購入の客層は偏っている傾向に着目致しました。パスタと同様に【小さなお子様から年配の方まで皆に喜んでもらえる味】を追求すれば勝機は有ると考えました。
製麺は自信が有りました。小麦を知り尽くしいますので、小麦食品なら何でも最高に美味く作る自信が有ります。配合は中華麺ですが製法は弊社独自の戻し工程を加えたバニッシュループ製法を活かしました。配合、熟成時間、太さを変え何度も試作して最高のコシと滑らかさを持つ極細中華麺を作りました。
スープは私たちがもっとも得意とする出汁を前面に押し出しました。鶏出汁を適正な温度と時間をかけてじっくり澄んだスープをとり、昆布の旨みを最大限に引き出しました。何度も試作と試食をして【鶏ガラ】と【昆布出汁】のスープが完成しました。
厨房スタッフは酷い駄目出しをしても挫けず、選び切れない程の種類の旨い試作を作って返してきました。具材も無数の候補から厨房スタッフが20種程に厳選し、もう食えねえとギブアップするまで試食しました。
特にこだわったのはチャーシューの形状です。スライスならば手間はかかりませんが麺と絡めて召し上がれる様柔らかく煮込んだ鶏チャーシューを細くほぐしました。香ばしさを引き立てる為に会場で仕上げ煮を行い直火で炙ってお出ししました。メンマは見栄えが良く柔らかさとコリコリ食感を一本で楽しめる姫竹を選び、うどん屋の十八番であるネギと海苔と柚子を添えました。煮卵は当店伝統のかえしで煮込みました。前日と当日は夜遅くまで具材を仕込み、翌朝も早朝から仕込みを頑張ってくれました。
店頭やWEBでの来場呼びかけを欠かしません。ポスターは自社制作とは思えない完成度です。【和の塩そば】を食べる為に東京からお越し頂いたお客様もいたと聞きました。
当日会場での連携プレーがまた【チーム花山】の本領発揮です。「不慣れな会場では味が落ちる」というのがグルメイベントの定説ですが【チーム花山】は場数が違います。新スタッフも気合いでベテランに付いていきます。今回のように伸びやすい極細麺でも最高のタイミングでお出しできるよう茹で立ての麺を素早い連携で盛り付けます。具材や備品の補充もきっちり行い連携が乱れません。接客の合間に投票の案内やお客様と会話を挟み必ず笑顔で渡します。
この頑張りが最高の一杯を提供できたと思います。
最後に改めて、花山うどん【120年に一度の和の塩そば】をご評価頂いた皆様、本当に有り難うございました!皆様から頂いた「満足」「大満足」そして「優勝」を励みに一層精進致します!これからも応援宜しくお願い致します!!
株式会社 花山うどん 五代目 橋田高明
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