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2019/04/08
2019夏 五代目のうどん談義
(こちらは2019春夏カタログに掲載されたものです。)
五代目橋田高明率いる花山うどんの今をご紹介いたします。
―プレミアムギフト「花山御膳」がリニューアルされるそうですね
花山御膳は極上の素材に、花山うどんが誇る知識と技術を惜しみなく注ぎ込んだ至高の逸品です。
30年間、皆様にご愛顧いただいた花山御膳の良さは残しながら、老舗にふさわしく時代に合ったさらなる上質を求めて、小麦からパッケージまで一新することにしました。
のど越しのよさと透明感を追求するため、新しい花山御膳用に契約栽培農家さんに栽培していただいた小麦を使用し、手間暇かけて熟成させ贅沢に仕上げています。お客様のニーズにお応えして食べきりサイズにし、パッケージも1年前から制作会社ナイスガイさんとともに納得がいくまで何度も打ち合わせを重ねました。
携わった方々の思いと矜持が伝わる素晴らしい商品になったと自負しています。生まれ変わった花山御膳をぜひお試しください。
―こだわっているという契約栽培小麦について教えてください
専門的な話になりますが、麺の美味しさを決める要素の一つに小麦のタンパク値があります。モチモチ感と弾力という一見相反するような食感を上手に引き出すには小麦のタンパク値をコントロールすることが重要になります。業界ですでに流通している小麦は自分自身が納得いかないので、数年前から契約農家さんに理想の小麦を安定的に栽培してもらっています。手間暇がかかるのですが明らかに質が違います。お召し上がりになるときにはそんなこだわりも感じてもらえたら嬉しいです。
―2020に向けたプロジェクトが進行しているそうですね
いよいよオリンピックイヤーが近づいてきました。良いご縁に恵まれ、花山うどんでもいくつかビックプロジェクトが進行しています。次回のうどん談義でプロジェクトの全容をお伝えできるよう準備しています。
今はうどんを通じて様々な角度から日本や和食文化に貢献していきたい気持ちでいっぱいです。これまで以上に愛される花山うどんを目指してスタッフ一同突っ走っていきます。これからも応援してください。
花山うどんを支えるスタッフたち
「伊藤に聞けば何でも分かる」を目指して
花山うどん 営業部
伊藤 尚人
館林の出身ですが、東京ドームで開催されていたふるさと祭りで食べた鬼ひも川に感動し、地元の味を世間に伝えたいと思ったのが入社のキッカケです。
入社1年目なので取引先に足しげく通い、顔と名前を覚えてもらうよう努力していますが、花山うどんのこだわりをお伝えするには小麦や製法に関する勉強が必要だと痛感しています。先輩社員に同行していると専門知識が豊富でお客様から信頼されているのが伝わってきます。私は知識だけでなく、麺に触れる経験を重ね、お客様から「伊藤に聞けばなんでもわかる」と言っていただけるよう頑張りたいと思います。
時代にフィットする新しいイメージを作り上げる
株式会社ナイスガイ グラフィックデザイナー
伊東 里彩
最も思い出深いのは先日完成した花山御膳のパッケージリニューアルです。人の生活に寄り添うといううどんの本質的な部分を意識しつつ、いかに時代にフィットする新しいイメージを作り上げるかがテーマでもあり、1年という期間をかけて五代目とともに打ち合わせを重ねて形にしました。長く愛される商品のデザインに携わることができたのは光栄でデザイナー冥利に尽きます。
五代目の消費者への優しい視線とうどんに真っ直ぐな姿勢に人としての美しさを感じました。その生き方を貫いていって欲しいと思っています。
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